[Unix] chmodコマンドのモードの詳しい設定方法

$ chmod [-fv] [-R [-H | -L | -P]] mode file ...

このモードの記述が少しややこしいので、まとめてみます。

この記述方法には、記号で表す方法と数字で表す方法の二通りがあります。

記号で表す方法

記号で表すには、[ユーザー][演算子][権限]の順番で記述を行います。

ユーザーには

• u : user-ユーザー
• g : group-グループ
• o : other-その他
• a : all-全て

が設定可能です。

演算子には

• = : 右の権限を適用する
• + : 右の権限を追加する
• – : 右の権限を削除する

があります。

権限には

• r : read-読み込み
• w : write-書き込み
• x : eXecute-実行

があります。

これら3つを組み合わせ、権限を設定することができます。

設定例は後述します。

数字で表す方法

権限を数字で表し、それを並べることによって設定を行います。

圧倒的に? 記述量が少ないので慣れてくると簡単に設定が行えるようになります。

権限の中の

• r-読み取り→4
• w-書き込み→2
• x-実行→1

として加えたい権限を足し算します。

何も与えなければ”0″,全て与えたければ”7″,読み書きのみ与えたければ”6″という具合にします。

そしてこれを所有者、グループ、その他の順番でつなげて3桁の数字とします。

設定例は以下に挙げます。

設定例

• 644 : 所有者のみ書き込み可能でほかは読み込みのみ可能。
• go-w : グループとその他での書き込みする権限をなくします。
• =rw,+X : 読み書き権はそのままですが、実行権限を追加します。
• 755
  u=rwx,go=rx
  u=rwx,go=u-w これらは全て同じで所有者に全権限を、それ以外には読み込みと実行権限をのみを与えます。