FTPで550エラーとか返されてファイルの変更ができない時の一つの対処法
2015/01/21
FTPでサーバーにアクセスしたいのにファイルの中身は見れても更新ができない時はアクセス権がないのかもしれないです。
こういう時はだいたい550とか553とかのエラーを返してくることが多いです。
そこで、変更を可能にするようにアクセス権を変更する方法を。すべてroot権限で行います。
ファイルの所有権変更
これは非常に簡単です。
”/var/www/html”をウェブサーバーのルートディレクトリとすると、
[root@servername ~]# chown -R USERNAME /var/www/html
-R はディレクトリ内の全てに権限を変更します。
これには欠点があります。
複数の人で編集しようと思っても一人のユーザーにしか所有権を割り当てられないため一人のユーザーを複数人で使用するはめになってしまいます。
そのため、次の方法があります。
ファイルのグループの変更
ファイルのグループで権限を割り当てれば、そのグループに入っているユーザーは各々のアカウントでファイルを書き込み、更新することができます。
・グループの割り当て
[root@servername ~]# groupadd USERGROUP [root@servername ~]# usermod -G USERGROUP USERNAME [root@servername ~]# cat /etc/group
これらをひと通り実行した後に一番下に
”USERGROUP:x:1001:USERNAME”
などと出てくればグループの割り当てが完了しています。
また、一人のユーザーが幾つものグループに入ることが可能です。
そしたら、作成したグループをルートディレクトリにあてます。
[root@servername ~]# chgrp -R USERGROUP /var/www/html
最後に確認
[root@servername ~]# ls -l
これで、FTPでファイルの変更など行えれば成功です。
もし、これでも成功しなかったらFTP(vsFTPd)などの設定が間違っているかもしれないです。
そもそものvsFTPdのインストール方法についてはまた後ほど。
googleadsense336
googleadsense336
関連記事
-
[Unix] Unix系のOSでCPUの情報を確認する方法
Unix系OSのCPU情報をコマンドラインから、確認します。 CPUの情報は「/ …
-
[Linux] CentOSなどのLinuxディストリビューションの名前とバージョンをコマンドラインから確認する
使用しているOSなんだっけ? とかバージョンは? とか迷った時に表示するコマンド …
-
[Unix] WhoisをCentOSにインストールして実行+なんとか
Whoisはドメインの所有者を確かめるコマンドです。 誰がどのドメインを所持して …
-
SELinuxの基本とその無効化
SELinuxは、アメリカ国家安全保障局が開発したのLinuxのカーネルに強制ア …
-
[ServersMan@VPS] 外部サーバーにSSH接続する
ServersMan@VPSのサーバーにSSH接続する方法です。 AjaxTer …
-
[MAMP] Mac上でお手軽にwebサーバーを構築する
Macでwebサーバーを構築する方法です。 Macには最初からApache2がイ …
-
[CentOS7] 外部からの接続を遮断しているのはFirewalldだった!
CentOS7では初期設定でfirewalldが立ち上がっており、sshの22以 …
-
[クラウド] クライアント側でOwnCloudの同期ファイルを選択してストレージの無駄遣いを防ぐ
OwnCloudは自分のサーバー上にクラウドストレージを構築できる為、大きなサイ …
-
[UnixBench] MacとCentOS上でUnixBenchでベンチマークテストをしてみる
UnixでCUIでベンチマークを行うフリーソフトとして、UnixBenchがあり …
-
[ブラウザ] “view-source”とアドレスバーに打ち込んでwebページのソースを閲覧
「webサイトのを作成する時書いたコードが反映されているか、また他のサイトはどん …